2021年11月02日
さて今回から、いよいよ工事に着手していきます。まずは基礎工事から。
大まかに基礎工事と言っても色々な工程が待っています。
まず建物の基礎は地面の下に埋める必要があります。
地面下に埋めないと、基礎の地耐力を得ることが難しくなってしまうからです。
また、基礎が地表に表れていると危ないからです。
なので基礎を埋めるには、まず掘る必要があります。これを根切りといいます。
そして砕石を敷きこみ転圧をかけます。
基礎用防蟻防湿シートを敷いていきます。
トピアの場合はシロアリが寄り付かないようにシロアリの忌避効果のある防湿シートを採用しております。
次の工程は配筋です。
木造建築物の基礎は、鉄筋コンクリート造にすることで鉄筋を基礎形状にあわせて配する必要があります。
また鉄筋組みが完了すると配筋検査を行います。
配筋検査とは鉄筋の太さや間隔、鉄筋の継ぎ手の定着(鉄筋を継ぐときは定着と言って一定の重ね代が必要になります。)が設計図の通りにできているかの検査です。
型枠が組み終わったら、基礎のコンクリートを打設していきます。
その際にはトピアの特徴でもある完全外張断熱工法の基礎断熱も一緒に施工していきます。
コンクリートは、熱伝導率が高いため断熱性は低くなってしまいますのでトピアは基礎コンクリートの外側に断熱材を施工し、外気温の影響を受けにくいようにします。
コンクリート打設が終わり、しっかりと養生したのちに型枠を外していきます。
型枠を外し終わると冒頭にお話したとおり基礎を地面の下に埋め戻します。
では次回からはついに、木造住宅を造り上げてくれる棟梁さん達の出番になります。
大工さんの出番がくる前にも色々な工程がたくさんありますね。
それではまた次回に。
営業部 原田