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column トピアコラム

窓からの景色のつくりかた

2024年8月02日

トピアでは山口の豊かな自然と調和する、居心地のよい住まいをご提案しています。

 

じつはその居心地のよさに「窓」が密接にかかわっているんです。

今回はそんな窓からの景色のつくりかたについて、お話ししたいと思います。

 

 

リビングの窓から、隣の家の窓や交通量の多い道路が見えると落ち着きませんよね。それらが気になるからと一日中カーテンを閉めていると窮屈に感じます。

このように窓から見える景色は住まいの居心地にとても影響を与えます。

 

ではどうすればよいのか、いくつかご紹介したいと思います。

 

 

① 風景を印象的に切り取る

 

窓は絵画の額縁のように、風景の一部を切り取ってくれる効果があります。これにより限られた視界が特別で印象的に感じることができます。

 

 

こちらの土地は北側に川、田んぼ、線路、山々が広がっており、そこに四角い大きな窓を設けました。遠くで電車が1時間に数本通るのですが、電車好きな男の子が喜んでくれたらいいなと思い設計しました。

 

 

② 見えない部分を補完する

 

人間の脳は、部分的な情報から全体像を補完する能力があるそうです。窓から見えている美しい景色が強調されると、見えない部分も同じような景色だと想像するのです。

 

 

こちらの住まいは写真左側に隣家の窓や古い塀があったので、思い切って一面壁にしています。家の中にいると周囲の視線は気にならず、お庭の緑と周囲の山々が繋がっているように感じます。

 

 

③ まるで映画を見ているように

 

映画館で見る映像は、迫力があって見る人を映画の世界へ引き込みます。それは単にスクリーンの大きさや音響の良さだけでなく、画面の縦横比(アスペクト比といいます)も大きく影響しています。

 

 

こちらは間口の広い2つの窓を連続して設置しています。このような横長の連続窓は、視界いっぱいに外の景色を取り入れることができ、まるで映画を見ているような「贅沢さ」があり、ゆっくりとした時間が流れます。

 

忙しい毎日の中で、コーヒーでも飲みながらほっと一息ついた時に、お庭のモミジが紅葉して季節を教えてくれると、「家を建ててよかったな」と思えるのではないかなと思います。

 

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ここまで窓のとり方についてお話ししましたが、これらの特徴をより効果的にするテクニックがあります。

 

そのひとつがエアコンやカーテン、コンセントなどの設備を出来るだけ目立たないようにすることです。そうすることで雑多なものが気にならず、自然と窓の外の景色に目が行くようになります。

 

 

じつは先ほどの窓にもカーテンが隠れていました。

カーテンが見えないことで、窓からの景色が遮られず、室内に広がりと開放感をもたらします。

 

いかがでしたか?

窓のとり方ひとつでさまざまな効果があることが分かると思います。

 

トピアでは完成見学会にて実際のお住まいを見学していただくことができます。

窓からの景色をぜひ実物件で体感してみてください。

 

▼こちらから完成見学会の情報をご覧いただけます。

『川島の家』【予約制】 見学会 |8/3(土)- 8/4(日)萩市

『黒岩の家』【予約制】 見学会 | 9/7(土)- 9/8(日) 宇部市

 

スタッフ一同ご来場を心よりお待ちしております。

 

設計部 曽田 葉月

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