2025年1月24日
皆さんは最近山口県内の市役所が続々と建て替えをしているのはご存じでしょうか?
私たちは仕事柄、山口県内の各市役所によく訪れるので、周南市も長門市も宇部市も防府市も一斉に建て替えたな~と実感しています。
これはいままでの市役所では光熱費など環境負荷が高い事、今の働き方に合った建物でないことなどの理由や、何より1970年代前後に建てられた鉄筋コンクリートの建物が多く、建築後50年以上経過して建物自体の耐用年数を過ぎつつあり、耐震性の問題が大きいでしょう。
丈夫な建物であることで、災害などがあった時に行政の機能を失わないことは大事なポイントですよね!
なかでも弊社・株式会社トピアのある山口市役所は、
1961年(昭和36年)から1964年(昭和39年)にかけて亀山校地の跡地に建てられた山口大学教育学部校舎を、1974年(昭和49年)に払い下げを受けたものなので60年も!経っている部分が多くあり、建て替えは待った無しだったでしょう。
山口市役所の新庁舎は、環境に配慮した設計が特徴で
この新庁舎は「白い鐘塔に佇む、ひと・まち・未来にやさしい市民の丘」というコンセプトのもとで設計されたそうです。
新庁舎は、地上7階(地下1階)の建物で、延べ面積は26,389.31平方メートルです。
特徴として:
- 1.省エネルギー設計:
- 新庁舎は「ZEB Ready(ゼブレディ)」の認証を取得しており、従来の建物と比べて必要なエネルギーを50%以上削減する設計が施されています。これにより、省エネルギー性能の向上とランニングコストの削減が図られています。
- 2.自然の力を活用:
- 太陽光発電パネルの設置やエコボイド(吹き抜け空間)を活用した重力換気、地元産木材の使用など、自然の力を最大限に活用しています。
- 3.高効率システムの採用:
- 天井放射空調システムや高効率ヒートポンプを採用し、冷暖房の効率を高めています。
- 4.環境負荷の軽減:
- 日射角度に合わせた庇やルーバーを設置し、熱負荷を軽減します。また、昼光センサーを活用し、昼光を利用した照明負荷の軽減を図っています。
新庁舎は2025年のゴールデンウィーク明け5月7日から業務を始める予定で、引き続き全体の完成に向けて工事を進めていくようです。
完成が楽しみですね!
新庁舎の特徴は、弊社・株式会社トピアの取り組みとも共通点が多くあります。
株式会社トピアは、パッシブ設計と外貼り断熱工法を標準採用している点で、山口市役所の理念と一致しています。
パッシブ設計とは、建物が自然の力を最大限に利用し、省エネルギーと快適な室内環境を実現する設計手法です。
株式会社トピアは、このパッシブ設計を積極的に採用し、太陽光や風を活用した自然換気、適切な日射遮蔽、断熱性能の高い建材の使用などの工夫を行っています。
また、外貼り断熱工法で、断熱材で建物をスッポリ外から包む事で、高気密で高断熱にし、冷暖房効率を高めることができます。これにより、室内の温度を快適に保ちつつ、エネルギー消費を抑えることができます。
また、在来木造の住宅に外貼り断熱工法を採用することにより、
建物内部の結露(壁の中の結露)を抑えることができ、快適な建物に永く住んでいただけて資産として残る家づくりを行っています。
鉄筋コンクリートが60年くらいで耐用年数が来るところを、木造住宅なら適切な工法で適切に建てて、適切に手を入れることで長期優良住宅の目指す100年を超えて家の性能や機能を保つことも十分可能です!
家づくりに必要なものは性能や機能だけで有りません。
トピアではホッとするデザインや質感、日々の使いやすさだけでなく、窓のつけ方による抜け感などもデザインし、その土地のポテンシャルを活かす事にもこだわった設計をしております。
これが実際どうなのか気になったら、ぜひ見学会やトピア社屋へおいで下さい。
2月8日9日の土日には山口市にて予約制にて、抑えたグレートーンで明暗が美しい全館空調の平屋の見学会を予約制にて、
3月の22日23日には長門市にてこちらも予約制で大きいピットリビングのある全館空調の平屋の見学会を行います。
まずはご連絡をお待ちしております。