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column トピアコラム

2024年10月11日

昨今、窓がないトイレや窓がない浴室のニーズが増えつつあります。窓がないと日中、照明をつける必要があり、常に機械換気に頼るようになります。

パッシブデザインには5つ項目があり、その中に昼光利用、自然風利用があります。

昼光利用は出来るだけ多面採光を取り、昼間に自然光を取り入れ、照明をつけずに生活出来ます。

自然風利用は外気温が比較的低い時に行うと効果的です。盛夏の日中に風を通すのではなく、夜間や春期、秋期(中間期)に窓を開けて換気します。身体に風があたると涼しく感じますし、建物内に溜まった熱を外に出し自然換気による排熱を行う事も出来ます。また、電気や機械換気に頼らず生活でき、自然風、自然光も入り開放感を味わう事ができ、窓枠を棚代わりに利用できます。

防犯面や外からの視線など心配になる事はありますが、高窓や小窓にするなどの対策を取る方法があります。

立地条件や間取りの関係で窓を設ける事が難しい場合は、トイレの部屋内側に光が通る欄間を設け、隣りの部屋から光を取り入れる方法もあります。

 

窓がないと昼間にも照明が必要になり、臭いや湿気の心配もあり換気も機械に頼るようになりますし、停電時は懐中電灯が必要になります。

しかし悪い事ばかりでは決してなく、窓掃除が不要になり防犯の心配も減りコストダウンにもなります。

いずれも一長一短あります。

お客様には暑さ寒さを我慢せず、電気や機械を使い快適に過ごしていただきたいと思っています。そのために出来る限り自然エネルギーを活用し、省エネに過ごせる快適な家づくりのお手伝いが出来ればと考えています。

 

10月20日(日)宇部市岩鼻町で一日限定『暮らしの見学会』を開催します。

燦然~岩鼻の家~

2階まで伸びた勾配天井で大空間が広がるリビング、マッハシステムとパッシブデザインで一年中快適なお住まいです。

お施主様の住み心地の声を実際に聞くことのできる貴重な見学会となります。

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

 

設計部 上田