2024年12月02日
「リビングをイメージしてください。」と言われると何となくテレビとソファのある空間が頭に浮かぶ方が多いと思います。
今回はリビング空間には必ずと言って良いほど存在しているテレビが無くなるかもしれないというお話しです。
1. はじめに:変わりゆく視聴スタイル
近年、映像視聴スタイルは大きな変化を迎えています。
YouTube、Amazon Prime、Netflix、TVerといったオンラインコンテンツが広く利用されるようになり、地上波テレビをあまり見なくなったという方も増えています。
私自身も、地上波放送はほとんど視聴せず、TVerの見逃し配信を利用する生活を送っています。
特に山口県では、ケーブルテレビに加入しないと視聴できるチャンネルが限られているため、多くの方がケーブルテレビを契約しています。
しかし、インターネット環境さえあれば全国ネットやローカル番組を無料で視聴できる便利な時代になったことを実感しますね。
2. プロジェクターの魅力:空間の美しさと柔軟性
従来のテレビは、リビングに置くとその存在感が大きく、インテリアの一部として制約になることもあります。
一方、プロジェクターは壁さえあれば映像を楽しむことができ、リビング空間を美しいまま保つことができます。
最近のプロジェクターは性能が格段に向上しており、例えばエクスジミー(XGIMI)のプロジェクターは、高解像度で明るい映像を提供し、設置の自由度も高いのが特徴です。
また、アウトドアでも活用でき、庭やキャンプ場で映画鑑賞やスポーツ観戦を楽しむことができます。
3.テレビ派へのおすすめ:ポータブルテレビ
それでも「やっぱりテレビも欲しい」という方には、ポータブルテレビがオススメです。
地上波も見られるだけでなく、軽量で持ち運びが簡単なため、必要な時だけ使用し、普段は収納することができます。
これにより、リビングをスッキリとした空間に保ちながら、地上波視聴もできます。
4. リビング設計の新たな可能性
設計士として家づくりに携わる中で、「テレビの存在感」による制約を感じることが多々あります。
庭との心地よいつながりを考えて設計を進めていても、テレビやソファの位置に悩まされることがあります。
プロジェクターを使用することを前提に設計する場合、美しい壁面さえあれば十分です。
その結果、家具のレイアウトに柔軟性が生まれ、家族が映像を楽しむために自然と集まる場所を作ることができます。
このような空間ができるのであれば、もはや「リビング」と呼ぶ必要さえないのかもしれませんね。
5. 終わりに:ライフスタイルに合った選択を
これからの家づくりは、従来の固定観念にとらわれない柔軟な発想が必要ではないでしょうか。
プロジェクターの活用やポータブルテレビとの組み合わせは、令和生まれ世代の家づくりにおける新しいスタンダードになるかもしれません。
美しい空間と多様な映像体験が共存する暮らしを、あなたも検討してみてはいかがでしょうか?
トピアでは完成見学会にて住まいの見学していただくことができます。
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皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
設計部 曽田 龍士