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column トピアコラム

山口アーツ&クラフツ

2016年5月02日

行ってきました、山口アーツ&クラフツ。

 

一年に二日間だけ催されるこのイベントを、心待ちにされている方も多いと思います。

 

このイベントは全国公募において選抜されたクラフト作家が維新公園に会し、各々が公園内にブースを構えて、作品の発信と販売、ユーザーとのコミュニケーションを図るイベントとしてスタートし、今年で10回目を数えます。

前日の夜のたたきつけるような雨はあがり、新緑をたたえる公園のあちらこちらに作家さんたちのテントが並びます。公園内を流れる小川に沿ってふらりと歩き、思い思いに並べられた作品たちを眺めているだけで、とても幸せな気分になります。

 

今回は140名の作家さんが出展されたとのことでしたが、木工、金工、ガラス、陶芸、皮革、染色等、しっかりした技術に支えられた手仕事による生活工芸品を一度に観ることが出来、また様々な視点や思想、スタイルを持った作家さん達と、直接、あるいは作品を通じてコミュニケートできる素敵なイベントとあって、とても多くのお客さんで賑わいをみせていました。

建築もクラフトアートも大きく捉えれば、私達の日常生活を支えている『もの』なのですが、建築が日常生活の場であるならば、クラフトアートはそんな場の中で営まれる生活の用に耐えうる道具であり、そばにおいていて心地よくなるような日常芸術のひとつだと思います。

小さなお皿一枚で食卓の風景ががらりと変わる、そんな経験はよくあることですが、何気ない雑多なもの、特にそれが無いと生活が出来ないわけでは無いのに、それがそこに在るだけでなんだか幸せな気分になれる……

質の高いクラフトアートはそんな力を秘めていると思います。

でも……クラフトアートなどと、あまり堅苦しいことは考えずに、ふらりと立ち寄るだけでも本当に楽しいイベントですので、一度は足を運んでみてください。

 設計部 大橋

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